交通事故予防 50歳から増える交通事故

 これは名古屋市に限定した話ではありませんが、自動車を運転する際に大事なこと、それは交通事故を起こさないという意識です。しかし、こういった意識を持っているにもかかわらず、交通事故が起きてしまう場合があります。そして、それには身体機能の低下が大きくかかわっています。特に50歳を過ぎた人の交通事故の根底に、この原因があることが多いのです。身体機能の低下で特に気をつけなければならないのが、視力の低下です。ご存知の通り、自動車免許の更新時には視力検査が実施されます。それだけ、自動車の運転には視力が不可欠であるという表れでもあります。基準を満たさなければ免許の更新をすることができません。

免許証

 気をつけておきたいのが、基準を満たしたとしても、50歳を過ぎると以前より視力が落ちている場合がほとんどであるという点です。ですから、若い時よりも交通事故に対するリスクというのは必ず増加しているのです。以前であれば見えていたものが見えない、または見えづらいという場合には、眼鏡をかける、スピードを落とす、夜間の運転はなるべく避けるなどの対処が必要となるでしょう。

夜の運転は特に注意

 視力のほかには、反射神経の鈍りが挙げられます。若いうちではヒヤリハットで済んでいたものが、反応が鈍くなることで事故になってしまうという例も多いのです。状況の判断、さらには考えを行動に移すことへの反応の遅れが原因で、ブレーキが間に合わないという事象が多く発生しています。交通事故を予防するために、身体機能の低下を自覚し、対策を施すことが必要になります。愛知県は全国的にも交通死亡事故が多いので特に気を付けたいところです。